一般物担当

井関 洋介

スタッフの成長と挑戦… それこそがこれからの市場でも必要な夘之助のあり方。
お客様の求めているものを追い続け、提案し続けてこそ夘之助の新しい魅力が拡がる。

昔は、市場も専門に分かれていて、タイやマグロ、タコなど専門に扱っている仲卸が多くあり、来るお客様も好きなもんを買うてくれていました。それが、20年ほど前から、買い手主体の市場になってきました。今では、スーパー様からの仕入れなどが主流となり、店では全ての魚種が揃っている必要性が高まっています。ですから、市場に来るお客様にとっても、「夘之助に来ればなんでも揃う」と思っていただくことが重要になってきました。あちこち回ってみるよりも、うちだけで全て揃う方がお客様のためにもなりますしね。
最近では産直ものが流行っていますが、浜(漁港)では魚種も品質もそこだけのものしか揃いません。大阪市中央卸売市場は全国からのものがそろう強みがあります。その消費地市場としての仲買の中でも、どこにも負けない店を目指しています。

市場には毎日大勢のお客様が来られます。その中で、たくさんの方と接することも大切。お客様はもちろん、仕入れ先である荷受さんの担当者ともコミュニケーションやしゃべり方ひとつとっても大切です。
現在はアルバイトも含め40人ほどのスタッフがいます。私からは、スタッフ全員にお客様のためになることなら、どんなことにも挑戦するようにいっています。そういったことを日々意識しながら、お客様には誠意を持って対応するように徹底しています。

魚は価格に意味がある。その価値を消費者の方々にもきちんと伝えていかなければいけないと思います。なぜ高いのか?なぜ安いのか?消費者目線で伝えることができ、小売店・量販店様でも地域密着型のお店がこれからも伸びていくと思います。そのためにも、きちんとしたコミュニケーション能力で、情報発信や提案する力はますます必要になってくるはずです。いろんなたくさんの品物で夘之助の店前がにぎやかになれば、スタッフの自力もついていきます。
「スタッフには成長と挑戦を続けて欲しい」、日々そう考えています。